1年生

令和6年度入学式

4月4日(木)に入学式が行われました。心配された雨も上がり、ピカピカのお天気となりました。桜が咲き始め、チューリップの花も太陽に向かって大きく開いていました。

今年度の1年生は、2学級となり、学級にはたくさんのお友達がいます。キラキラ輝く子どもたちに出逢い、これからの学校生活が楽しみになりました。

 

令和6年度 蟹江小学校 入学式式辞

一年生のみなさん、入学おめでとうございます。

私は、蟹江小学校の校長先生です。かわいくてキラキラ輝く、一年生の皆さんの入学をとてもうれしく思います。

運動場のお花も、早くみんなに会いたいよと、にぎやかにお話をしていましたよ。今日は、たくさんのお客さまとお家の方と蟹江小学校の先生たちで、皆さんの入学をお祝いします。

本日は、ご来賓の皆様には、公私ともにご多用の中、蟹江小学校の入学式にご臨席を賜り、誠にありがとうございます。心よりお礼申し上げます。

一年生の皆さん、これから少しの時間、皆さんとおうちの方にお話をします。その間、背中をピンと伸ばして、すわっていられるかな。校長先生の顔をまっすぐに見ていられるかな。やってみましょう。

(みんなじょうずにできています。嬉しいなあ。)

さて、蟹江小学校で育つ子どもたちのことを、「かにっこ」といいます。皆さんは「かにっこ一年生」ですね。蟹江小学校は、優しくて頼もしいお兄さんやお姉さんの「かにっこ」がたくさんいて、とても楽しいところです。

校長先生は、「かにっこ」の誰もがみんな一人残らず、笑顔でいてほしいと願っています。涙がポロリとこぼれちゃうことがあっても、雨ふりのあとのお空に大きな虹の橋がかかるように、笑顔になってほしいのです。さて、みんなの笑顔をつくる秘密は何でしょう。

それはね、「はいっ」というぱっと明るい返事です。それから、「おはようございます」「こんにちは」というあいさつです。あいさつは、いつでも、どこでも、誰にでも、自分からするのですよ。あいさつがこだまする蟹江小学校をつくりましょうね。もう一つは、「ありがとう」「ごめんなさい」という魔法の言葉です。どうしてかな。不思議とやさしい気持ちになるのです。

蟹江小学校でいっぱい笑いましょうね。校長先生には、皆さんが大きな口を開けて笑う、のどちんこの奥にかわいい天使の顔が見えますよ。

保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。そして、この出逢いを与えてくださったことに心から感謝申し上げます。本校の校訓「強く 正しく よく励む」のもと、蟹江小の教職員は、心一つに、お子様の成長の過程に愛をもって寄り添います。

私が春には必ず大切な子どもたちに贈ってきた、まどみちおさんの「ぼくがここにいるとき」という詩を紹介します。

ぼくがここにいるとき

ぼくがここにいるとき

ほかのどんなものも

ぼくにかさなっていることはできない

もしもゾウがいるならば そのゾウだけ

もしもマメがいるならば

その一つぶの まめだけしか

そこにいることはできない

ああ このちきゅうのうえでは

こんなにもだいじに まもられているのだ

どんなものが どんなところにいるときにも

その「いること」こそが

なににもましてすばらしいこととして

人はその生涯の中で3万人の人に出逢うといわれます。私たちは今日また、3万分の74の出逢いを果たしました。

一人一人のお子様が「いまここにいること」そのことこそが何にもまして素晴らしいことだと思います。かけがえのない大切な命です。お子様の笑顔は、きっと誰かを幸せにするでしょう。お子様のこだわりは、きっと誰かをはっとさせるでしょう。お子様のひたむきさは、きっと誰かの心を揺り動かすでしょう。お子様のさりげない優しさは、きっと誰かの心に爽やかな風を吹き込むでしょう。一人一人と出逢えた運命に感謝し、与えられ限られた時の中で、キラリと光る持ち味を見つけ、才を伸ばす、そのお手伝いをさせていただきます。

熱心で素敵な教職員のチームです。どうぞご安心ください。そして、ともによりよい蟹江小学校をつくっていきましょう。

一年生の皆さん、最後までしっかりとお話を聞くことができました。校長先生はとてもうれしくて、ワクワクしました。ありがとうございます。校長先生は、明日から皆さんと一緒に生活できることをとても幸せに思っています。来週からは早速、おいしい、楽しい給食が始まりますよ。はじめての給食は、カレーライスですよ。このことはないしょですよ。

これで、入学式のお話を終わります。