学校

清掃中に避難訓練を行いました

1月20日(月)に避難訓練を行いました。今回の避難訓練は、清掃中に大地震が発生したことを想定したものです。子どもたちは、教室だけでなく、トイレや廊下、階段や昇降口、特別教室や職員室、体育館や屋外まで様々なところで活動をしています。

3学期始業式の中でお話しした「じぶんをしんじて」「じぶんのいのちを」「じぶんでまもる」ために、まず最初の揺れがおこったときに「おちてくるもの」「たおれてくるもの」「とびちるもの」「うごいてくるもの」を見つけ、そこからいち早く離れてシェイクアウトの姿勢をとることを実践しました。

揺れが収まったときに先生方は、いち早くトランシーバーを手に取ります。今回は「ガラス飛散 通行不可」などの表示を発見し、本部に報告したり、避難経路を変更したりする訓練も行いました。また、教室外に散在する子どもを導き、誰一人取りこぼすことなく無事に二次避難させることも訓練しました。

実に真剣な姿勢で訓練に参加する様子が見て取れました。熊本地震を例に、「前震」「余震」「本震」ということを学んでいましたので、訓練の最初の揺れが収まっても、強い余震が襲うこともあるとそれぞれが考え、校内から声が上がったり右往左往したりする様子は見られませんでした。

<校長の話>

とても真剣な姿勢でこの訓練に参加することができました。さすが「かにっこ」のみんなです。

「じぶんをしんじて じぶんのいのちを じぶんでまもる」3学期始業式にお話ししましたね。

日本という国は、毎日毎日、どこかで地震が起きています。昨日は震度1や2の小さな地震が4回起こりました。毎日5回くらいずつ小さな地震があちらこちらで起きているんですよ。

最近のうちでちょっと大きな地震は、1月13日の夜に、九州の宮崎県の近くの海で震度5弱というものがありました。また、先日、南海トラフというとても大きな地震が、これからの30年間でますます起こりそうだということが言われました。

いつも話すことです。訓練はいつも「予想通り」です。でも、大自然の災害は予想を超えて、練習通りにならないこと、どうにもならないことが次々に起こるのです。

「自分の命は自分で守る」校長先生もまずそうします。そうしないと、大切なみんなを助けに行くこともできなくなるからです。最初の大きな揺れはまず1分間くらい。ここで命を落としたり、大きなけがを負ったりしてはなりません。

みんなそれぞれが、ふだんから自分の頭で考えるのです。いざというときには自分を信じて考えて動くのです。そのために学ぶのです。奇跡は起きるのではなく起こすのです。今日のような訓練のできる蟹江小学校のみんなや先生方ならきっと大丈夫です。

いざというとき、みんなの力で奇跡を起こしましょう。