令和6年度2学期始業式をリモートで行いました。今日は、かにっ子の元気な顔に出逢えて、とても幸せな朝でした。
おはようございます。
荒井良二さんという絵本作家さんがいます。校長先生は、この荒井良二さんの絵本の絵を美術館に見に行ってきました。
荒井良二さんの絵は、黄色やオレンジ、ピンクや赤、たくさんのあたたかな色が輝いて、とてもまぶしく見えます。今日、みんなに紹介する本は、「きょうのぼくは どこまでだって はしれるよ」という本です。
~ 読み聞かせ「きょうのぼくは どこまでだって はしれるよ」 ~
「どこまでだってはしってゆける」なんて、すてきですね。蟹江小の子どもたちが、いや、世界中の子どもたちが、そう感じられる世界でありますように。どこまでもはしってゆく、くらべっこじゃない、速い遅いでもない、勝ち負けじゃない、ただ、ただ走るという自由。みんなを見ていて、そう感じます。
絵本の中の「ぼく」は、馬の『あさやけ』とともに世界中の幸せなひとときを駆け巡ります。
新しい世界の始まりは、いつだって今日から。
勇気の一歩を踏み出すのは、いつだって今日から。
新しい希望を見い出すのは、いつだって今日から。
出会いも喜びも毎日のいたるところにちりばめられています。荒井良二さんのカラフルな色遣いのように。
さて、これを見てください。これは、校長先生の「マイぞうきん」です。
このぞうきんは、はじめ、顔を拭くことだってできるほどのタオルでした。教室の配膳台だって拭くことのできるものでした。ガラス窓を拭いても、ピカピカにしてくれました。
水に濡らして、よく絞って、棚の上を拭いたり、下駄箱を拭いたり、ぞうきんを指にかけて窓のさんを拭いたり、廊下の床を拭いたりして、洗って、絞って、干してを繰り返すうちに真っ黒になってしまいました。それでも丁寧に洗って干せば、また大活躍してくれました。でも、最近、この「マイぞうきん」もいたるところが破れてしまいました。ちぎれたり大きな穴が開いたりしてしまいました。だから、洗って絞るたびに、びりびりと破れそうになってしまいます。そろそろ、ぞうきんの一生を終えようとしています。この「マイぞうきん」は、校長先生の宝物です。最後に何かとっておきの汚れを包んでごみ箱に行けば、きっと幸せなぞうきんの一生を終えることができるでしょう。
(新しいぞうきんを見せて)このぞうきんは、次の「マイぞうきん」です。また、このぞうきんがぞうきんとしての幸せな一生を送ることができるように、ともに励みたいと思います。
この2学期は、毎日たった15分間だけれど、自分で「やる」と心に決め、心を空っぽにして、自分自身が「ぞうきんになりきる」、そんな清掃の15分間をおくるつもりです。よかったら、みなさんも仲間になりませんか。
これで校長先生のお話を終わります。聞いてくれてありがとう。