学校

7月1日 朝礼 全校で「太陽のサンバ」

この日の全校朝礼では、全校の皆さんで「太陽のサンバ」という今月の歌を歌いました。集会委員の皆さんが舞台の上で元気に盛り上げてくれました。ピアノ伴奏がとても上手で驚きました。今月の歌をみんなで歌うことが習慣となり、とてもうれしく思っています。歌があふれる蟹江小学校は素敵な学校です。

 

<お金についての話>

500円玉は、1981年誕生しました。小学生だった私は、なんて大きな硬貨なんだと感動した覚えがあります。それまで、500円は青い色をしたお札だったのですよ。

千円、五千円、一万円のお札が今のものに変わったのは、1984年でした。それまでは、1万円と言えば聖徳太子さんの肖像でした。中学生になった私は、あぁ、これで聖徳太子のお顔が見られなくなるのかと少し寂しくなりました。

2000年に二千円札が登場した時にも驚きました。貴重なものを手にした気がして、なんだか使いづらく、ずっとしわを寄せないようにしてしまっていました。

さて、この7月3日にお札が新しくなる予定ですね。

1万円札には渋沢栄一さん、五千円札には津田梅子さん、千円札には北里柴三郎さんの肖像があるようです。新しいお札には、ホログラムといって、お札を傾けると、この人たちのお顔が3Dに見える技術が使われているそうです。その他にも、にせもののお札が作られないようにする、たくさんのヒミツの技が使われています。自分なりに調べたら、校長先生に教えてくださいね。また、五千円の裏面には藤の花、1000円の裏面には葛飾北斎の富嶽三十六景の中の、有名な大きな波の絵が使われていることにも興味があります。とても日本らしい美しいデザインですね。

校長先生の初めてのお給料やボーナスは現金でいただきました。封筒に入ったお札の束をスーツの胸ポケットに入れて、なくしちゃいけないと、ドキドキしながら授業をしたことを思い出します。

最近はお金というものが見えにくくなっていますね。

先日、ある子に「給食っていくらだと思う?」と尋ねたところ、「1600円だと思う」と答えました。いくら、物の値段が高くなっているとはいえ、とても驚きました。みんなの給食は230円ですよ。蟹江町が補助をしてくれるからですね。

みなさんは、習いごとをしていますか。その1回分の値段はいくらでしょう。1か月分の値段を知っていますか。校外学習に行きましたね。その時のバスの値段を知っていますか。新しく買っていただいた靴の値段を知っていますか。キャベツ1玉の値段を知っていますか。少しお兄さん、お姉さんになって、アルバイトをしたとき、1時間働いていただけるお金を知っていますか。

みなさんはまだ子どもですから、物を買うときにいつもお金を払うことはありません。でも、その物がいくらなのかを知っていることはとても大切です。おうちの人の中には、「ピッ」と電子決済をする人も多いでしょうから、聞かなければ分からないこともありますね。おうちの人と一緒にスーパーマーケットに行った後に、レシートを見せてもらうなどしてみてくださいね。

みなさんが校長先生くらいの大人になったとき、お金というものはどんな形になっているのでしょう。想像してみてくださいね。